別記事では、Tablacus Explorerのインストール方法とAdd-onの追加方法を中心に説明しました。
ここでは作業タスクとそれに関連するファイルやフォルダの登録手順、そして登録したタスクの効率的な実行手順を説明します。
この記事の説明を実行すれば本当の意味であなた専用の最も作業効率の良いツールが完成します。
目次
タスクの登録手順
タスク登録の流れ
- ルーチン作業をリストアップして、作業タスクをお気に入りへ登録します。
- 作業タスクに関連するファイル/フォルダのラベル付けを行います。
- 作業タスクの画面レイアウトを決めて保存します。
- 作業タスクが選択された時にその画面レイアウトが読み込まれるように設定します。
作業タスクのお気に入り登録
- ルーチン作業のリストアップを行います。こちらの記事をご覧ください。
- ファイルやフォルダへアクセスするのにマイドキュメントをお気に入りへ登録します。
- リストアップしたタスクを頻度の高い順にお気に入りへ登録します。
デスクトップ→コンピューター→Cドライブ→ユーザー→(ユーザー名)→マイドキュメントをクリックして表示します。
注意)この手順を守らないとラベル列が表示されません。
お気に入り→「お気に入りに追加」をクリックします。
ラベル付けする際は、お気に入り→マイドキュメントを選択してから目的のファイルやフォルダを表示するようにしてください。
お気に入り→編集を選択します。
Tablacus Explorer Options画面の名前欄にタスク名をアイコン欄へ以下を設定し「追加」ボタンをクリックします。(全てのタスクを追加します。)
bitmap:ieframe.dll,216,16,7
ファイル/フォルダのラベル付け
・タスクに関連するファイルとフォルダにタスク名をラベル付けします。
ラベル付けすべきファイルとフォルダ
ファイル:頻繁に参照、更新するファイルやURLのショートカット
フォルダ:ファイルを作成、更新するのに参照するフォルダ
新しいラベルを付ける際は、ファイルまたはフォルダを選択→ラベルアイコン→編集でタスク名を入力します。
注意)ラベル名は、一覧表示した際に五十音順で表示される為、ラベル付けする際に頻度の高いタスクから順番にタスク名の先頭に数字を設定しておくと後で選択するのが容易です。
最初のラベルを登録した後のラベル付けは、ラベルアイコン→追加でラベル名を選択します。
タスクの画面レイアウト保存
- ラベルボタンでラベル一覧を表示しタスク名を選択ます。
- フォルダ上で右クリック→「バックグラウンドで開く」を全てのフォルダに行います。
- 画面右上の画面分割ボタンをクリック→バックグラウンドで開いたフォルダを各画面に配置します。「アクティブタブを次のペインへ移動」ボタンを使用すると簡単です。移動先の不要なタブは、閉じます。「右クリック→タブを閉じる」
- ツール→レイアウトを保存でタスク名で保存します。
ラベル付けしたファイルとフォルダがタスクラベルのタブに表示されます。


全てのラベルについて①から行います。
作業タスクの画面レイアウト読み込み設定
お気に入り→編集を選択しタスク名を選択します。
タイプに「レイアウトの読み込み」を設定します。
「参照」ボタンで保存されているタスク名のレイアウトを選択設定します。
「置換」ボタンをクリックします。
この手順により登録した全てのタスクを設定します。
タスクの実行手順
- 作業が発生したらTablacus Explorerを起動します。
- お気に入りバーが閉じている場合は表示します。
- タスクを選択します。


選択したタスクに関連するフォルダが分割された画面にタブで表示されます。
作業タスクを選択した時に表示される画面の特徴
- 左上の画面にlabelタブが表示されるので何の作業画面なのかが何時でもわかります。
- labelタブに関係するファイルとフォルダが一覧表示されますので過不足があるかどうか全体を俯瞰することができます。
- ラベル付けしたURLリンクファイル等をまとめて表示できます。
付録
ここからは、私が作成したスクリプトの説明になります。
よろしかったらご利用ください。
・ファイルパスをコピー
デフォルトの編集→「パスをクリップボードにコピー」は、複数選択したファイルのフルパスをスペースで区切ってクリップボードへコピーしますがそれを改行で区切ります。
ツール→オプション→編集→「パスをクリップボードにコピー」→取除く
名前に「ファイルパスをコピー」を設定します。
タイプに「JScript」を設定します。
オプションに以下のスクリプトをコピペして追加→OKをクリックします。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 |
var FV = GetFolderView(Ctrl, pt); var Selected = FV.SelectedItems(); if (Selected && Selected.Count) { var file_path = te.OnClipboardText(Selected); file_path += ""; var afterText = ""; var pattern = /(\")(\w+):([^\"]+)|(\w+):([^\' \']+)/g; var spl = file_path.match(pattern); for (var i = 0; i < spl.length; i++) { if( i>0 ) { afterText += "\n"; } afterText += spl[i].replace(/\"/,''); } clipboardData.setData("text", afterText); } |
・ファイル名をコピー
画面上で複数選択したファイルのファイル名を改行で区切ってクリップボードへコピーします。
ツール→オプション→編集
名前に「ファイル名をコピー」を設定します。
タイプに「JScript」を設定します。
オプションに以下のスクリプトをコピペして追加→OKをクリックします。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 |
var FV = GetFolderView(Ctrl, pt); var Selected = FV.SelectedItems(); if (Selected && Selected.Count) { var file_path = te.OnClipboardText(Selected); file_path += " "; var afterText = ""; var pattern = /(\")(\w+):([^\"]+)|(\w+):([^\' \']+)/g; var spl = file_path.match(pattern); for (var i = 0; i < spl.length; i++) { if( i>0 ) { afterText += "\n"; } afterText += spl[i].match(/[^\\]*$/); } clipboardData.setData("text", afterText); } |
まとめ
- 作業タスクのお気に入りへの設定方法について説明しました。
- 作業タスクとそれに関連するファイルやフォルダをラベル付けについて説明しました。
- ラベル付けしたフォルダの分割画面への配置とレイアウトの保存について説明しました。
- 作業タスクとレイアウトの読み込み設定について説明しました。
- 作業タスクの実行手順を説明しました。
この記事の内容を実行したあなたは自分専用の最も作業効率の良いツールを手に入れることができました。
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