別記事(その2)では、電子書籍の入手からオーディオブックとして楽しむための具体的な方法を説明しました。
ここからは、Moon+ Reader Proを簡単に使用できる操作手順とカスタマイズ手順を説明します。
目次
リーダーバーの表示アイコンの変更方法
- 使うアイコンだけを表示するようにします。
開いた本の中央をタップしリーダーバーを表示し右上のメニュー⇒その他⇒「リーダーバーのアイコンをカスタマイズする」を選択します。
- 表示するアイコンをチェックし「OK」を選択します。
おすすめ:画面の方向、読み上げ、ブックマーク、章、検索、シャットダウン
読み上げする言語の切り替え方法(例:日本語⇒英語)
- 開いた本の中央をタップしリーダーバーを表示し「読み上げ」アイコンを選択します。
- 画面をタップして読み上げを停止し、表示された再生バーの「設定」アイコンを選択します。
- 「テキスト読み上げの設定」画面から「Googleテキスト読み上げエンジン」の「設定」を選択します。
- 「設定」画面から「言語」を選択し表示された言語一覧の中から「英語(USA)」を選択します。
電子書籍をスマホ、タブレットで共有する方法
(その1)でインストールしたオンラインストレージDropboxを使用します。
電子書籍を保存するフォルダの作成
- Dropboxを起動してメニューを表示します。
- 「フォルダの新規作成」を選択し電子書籍を保存するフォルダを作成します。(例:Books)
電子書籍の保存
作成したフォルダへスマホ、タブレットまたはPCから電子書籍をアップロードします。
電子書籍のダウンロード
- Moon+ Reader Proを起動しメニュー⇒「最近開いた一覧」を選択します。
- 私のファイルに表示されているDropboxアイコンを選択します。
最近開いた一覧に目的の電子書籍が表示されている場合は、それを選択します。
- Dropboxのアップロードしたフォルダを表示し目的の電子書籍を選択します。
読み終える前に途中で中断したものである場合は、再起動すると中断したページが表示されます。
「私の本棚」からお目当ての電子書籍を簡単に見つける方法
「私の本棚」を使用することで複数の電子書籍の中から目的のものを簡単に見つけやすくなります。
「私の本棚」は1つしか持てませんがヘッダにある2つのフィルタ機能を使うことでかなりの絞込み表示ができるようになります。
この機能を使用するには、Dropboxなどオンラインストレージ上に電子書籍がある場合は、スマホやタブレットの内部へコピーする必要があります。
注)Moon+ Reader4.3.1とAndroid5.02の組み合わせで外部メモリへフォルダー作成と貼り付けが動作しませんでした。どうしても外部メモリを使用したい場合は、foldersyncアプリ等を導入します。
- Moon+ Reader Proを起動しメニュー⇒「最近開いた一覧」を選択します。
- 「私のファイル」に表示されているDropboxアイコンを選択します。
- Dropboxのアップロードしたフォルダを表示し目的の電子書籍の横のアイコン⇒「ファイルをコピーする|ダウンロード」を選択します。
- 表示をローカルファイルに切り替え私の本棚へ表示するフォルダへ移動し画面下の「貼り付け」を選択します。
デフォルトで内部フォルダ(/sdcard/Books)が作成されていますのでそれを選択します。
- 画面下の「貼り付け」を選択します。
作成したフォルダーへ移動し画面下の「貼り付け」を選択します。
電子書籍をスマホ、タブレットで自動で共有する方法
「私の本棚」を表示したときに最新の電子書籍一覧を自動的に表示する環境を構築します。
これによりダウンロードした電子書籍を使用する端末間で簡単に共有できるようになります。
- スマホアプリのfoldersync(無料)をインストールします。
これは、Dropboxのフォルダとスマホのフォルダを自動的に同期するアプリです。このアプリを使用することでDropboxからスマホへ電子書籍をコピーする操作が2タップ(foldersyncを起動し同期を選択)で可能となります。
- Moon+ Reader Proの「自動的にメインフォルダーへ新しい書籍をインポートする」オプションを有効にします。Dropboxから電子書籍をダウンロードするフォルダを設定します。
この環境により、Dropboxへ電子書籍をアップロードした後に2タップするだけで、「私の本棚」を表示すると最新の電子書籍一覧が表示されるようになります。
1タップで読書中を中断した箇所から再開する方法
スマホのメイン画面へ読書中の電子書籍を表紙画像のアイコンで表示することでアプリの起動操作が不要とになり1タップで読書を再開することが可能となります。
- Moon+ Reader Proを起動しメニュー⇒「私の本棚」を選択します。
- スマホのメイン画面へアイコン表示したい表紙画像の右下をタップし「ホームスクリーンに追加する」を選択します。
Webページを簡単に読み上げする方法
Chromeで気になるWebページを後で見たい場合は、一般的にアプリKeepを使うとメモを追記できるので便利です。
後で聴きたい場合は、アプリPocket(Android, iOS)を使います。
Pocketの良い点は、スマホ、タブレットそしてPC間でデータを共有することができます。
PCでは、Chromeの拡張機能のPocketがあります。
PDFにすればMoon+ Reader Proで読み上げすることができるのですが、Web記事をPDFにした場合は上から順番に読み上げされるのではなく、見出しと本文の読み上げ順序が入れ替わったり、同じ箇所が2回読み上げられたりすることがあるのでおすすめできません。
Pocketの設定
Webページを表示するとデフォルトで内部メモリにキャッシュデータが残ります。
外部メモリの容量に余裕がある場合は、そちらへ変更できます。
メニュー⇒設定⇒オフラインストレージ⇒「取り外し可能」にチェックします。
キャッシュデータのサイズに制限を掛けることができます。(200MB~無制限)
不要になったデータの削除を忘れた場合に備えて制限を設定しておいても良いと思います。
これによりメモリの節約になりますが、サイズの制限に達すると古い記事が削除され読むことができなくなる場合がありますので注意してください。記事の本体が削除されるだけですので改めてダウンロードすればまた使用することができます。
メニュー⇒設定⇒オフラインストレージ制限の設定⇒スライダーを移動して設定します。
Webページの登録
Chromeで表示しているWebページを後で読み上げいたい場合は、Pocketへ登録します。
メニュー⇒共有⇒Pocket
Keepと同じように複数登録することができます。
まずはKeepへ登録し後から読み上げしたくなったらPocketへ登録するといった使い方もできます。
Webページの読み上げ
Pocketを起動するとマイリストが表示されますので読み上げしたい記事を選択します。
読み上げが終わった記事は、マイリストからアーカイブへ移動されます。
メニュー⇒聞く(TTS)
マイリストに記事が表示されない場合、アーカイブを表示します。
フィルター⇒アーカイブ
Webページの削除
不要になった記事を選択すると操作できるアイコンが表示されます。
「ごみ箱」のアイコンを選択するとインデックスデータおよびそのキャッシュデータが削除されます。
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